第4章 科学と人間の生き方とはストレートにはつながらない
(37)~(46)
文責 並木 克敏
mikenekobusu バーチャル気功道場
気を考える (37) ひとりの人間が生きているということは, 自覚しようがしま
いが, そこに人生に対する価値判断が働いている。科学を「人間の生き方」
という物差しで計ってみると, 別の違った風景が見えてくる。科学的な事実
と「人間の生き方」とは, ストレートにつながらないのである。
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気を考える (38) 科学的事実と人間の生き方とは, 必ずしもイコールで結
ばれてはない。なぜなら, 科学は世界の現象を客観的な「事実」として指摘
するだけだが, 人間の生き方は, 限られた時間の中での, 道に迷いながらの
一回きりの生の「実践」であるからだ。
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気を考える (39) 科学が証明した客観的な事実そのものには, 価値判断は
伴っていない。人間の生き方とは, 長いようで短い人生を, いかに過ごした
いかという, 人それぞれの「価値観」に基づいている。金か, 物か, 地位か, 名
声か, それとも自己実現か, 心の安らぎか, 社会奉仕か。
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気を考える (40) 1980年から2002年の間に死去された幕内経験の力士は
死亡時の年齢の単純平均は63.6才で、日本人男子の平均寿命よりかなり
短い。この統計的な事実があるからと云って, 力士への志願者がいないわ
けではない。太く短くも, また生き方である。
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気を考える (41) 人間は, 客観的に身体に悪いスポーツ(?)だと知っていて
も, あえて飛び込んでいく摩訶不思議な生き物である。そのときに下した価
値判断とはなんであろうか。土俵には「金も女も名声も埋まっている」など
と言い放った親方がいた。それも人の価値観である。
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気を考える (42) 「太く短く」というのも人間の生き方ではあるが, ボクシン
グやK-1などの格闘技では, 廃人にも通じるパンチドランカー(慢性外傷性
脳損傷)になる危険性が高い。ボクシングでは辰吉丈一郎氏, K-1では佐竹
雅昭氏が有名である。貴方ならどうする。
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気を考える (43) 人間の「生」は, 限られた時間の中での, やり直しのきか
ない一回きりの「実践」なのだから, 人それぞれの価値観に基づいた多種多
様な生き方がある。ただし, 廃人へとも通じる, これほど大きなリスクを覚悟
して, あえて飛び込んで行く人は, そう多くはない。
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気を考える (44) それでも, リスク覚悟でK-1への道を進むのは, ファイトマ
ネーだけではなく, リングで相手を倒したときに送られる観客からの拍手喝
采に, このうえない快感を感じているからではないだろうか。スポットライト
を浴びて, 華麗なステージに立つ歌い手のように。
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気を考える (45) K-1ファイターが, リングのコーナーによじ登って, 勝利の
雄叫びをあげるとき, 脳内には快感ホルモンが溢れ出しているのであろう。
大きなリスクを知りながらも, 観客からの拍手喝采を受けたいという, この
一点に人生を賭けているように見える
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気を考える (46) K-1ファイターの生き方は, 誰もが自分に問いかけるであ
ろう「どう生きたらいいのか」, 「何が幸せなのか」という難問に対して, 明快
な解答を下している。その答えは単純明快であり, 人の生き方とは, 健康に
悪いという「客観的 (科学的) な事実」をも超越するのである。
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ネット通信教育 「一指禅功日本 バーチャル気功道場」
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「一指禅功日本 東京・小岩リアル気功教室」
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