第17章 「プラシーボ効果」を超越した鍛錬法の「一指禅功」
(149~155)
文責 並木 克敏
mikenekobusu バーチャル気功道場
気を考える (149) ほとんどの流派がその鍛錬法において, 意念=
意識による「プラシーボ効果」を利用しているが, 中国気功三千流派
(中国では一万流派とも)のなかには意念=意識を使わない例外的
な流派も存在している。それが少林寺の「少林内勁一指禅」, 通称で
は一指禅功と呼ばれている流派である。
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気を考える (150) 一指禅功は,意念=意識を使わないだけでなく,
呼吸法さえない。つまり調身・調息・調心という三調技術のうち, 調
身だけで経絡内の気の流れを調節できるのである。調身とは, 正し
い姿勢と動作のことであり, この身体の型と動きだけで一指禅功の
鍛錬法は作られている。
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気を考える (151) 気功における偏差の最大の原因は, 気功の入
門書を読んで行う独学という練習法にある。次に起こりうる偏差の
危険は, 強すぎる意念や呼吸法で生じるめまいや頭痛,胸苦しさや
胸痛などがある。一指禅功は,意念や呼吸法を用いないが故に,偏
差の極めて少ない流派と云える。
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気を考える (152) 一指禅功は,意念や呼吸法を用いず, 調身だけ
で鍛錬法が作られているので, その結果として偏差が極めて少な
く, 初心者も安心してアプローチできるというものである。著名な中
国人の気功師に, 十年間指導を受けてきたが, 私も含めて一度も
偏差と出会ったことがない。
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気を考える (153) 一指禅功における身体の型とは, 両足を肩幅
に開き, 膝を曲げたまま静止させ, 上半身を少しだけ前傾させなが
ら 両腕を平行にして前方に突き出す馬歩椿の姿勢のことである。
それは, 鐙(あぶみ)に足をかけ,両手で手綱を引く,馬にまたがった
騎手の姿にも似ている。
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気を考える (154) 一指禅功は, 馬歩椿という身体の型に, 両腕と指
の動きを加えて, 全体の鍛錬法が作られている。換言すれば, 馬歩
椿の姿勢を保ちながら, 腕と指を動かすだけという, 実にシンプルな
鍛錬法である。よき指導者に従って練習する限り, 副作用を伴う偏差
などが起こりようがないのである。
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気を考える (155) 一指禅功は, 膝を曲げて立つ「馬歩椿」の姿勢
を
保ちながら, 両腕と指を曲げる(?指)だけで, 経絡内の気の流れ
を自在にコントロールできるのである。一指禅功は, シンプルな鍛
錬法ではあるが, 中国気功三千流派の中でも三本の指に数えら
れ, 上海の気功医師が鍛える気功でもある。
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「第一章東京下町風景への旅」
「第二章同潤会アパートへの旅」