西日本の方々は, 連日の豪雨で憂鬱な気分になられているかと思わ
れます。今回は兵庫から少年スポーツ団を長年指導されている H.Yさ
んが, 夏休みを利用して初めて参加してくれました。それに某体育大学
のトレーナーのY.Aさん, 東京・上野のKさん, そして神奈川・相模大野の
Sさんと久々に四人の男性陣が揃いました。
外気療法 首の痛み止め
練功後に参加者から, 腰痛と首痛をどうにかして欲しいという要望があ
りましたので, 腰痛と首痛の外気療法を紹介しました。プロのトレーナー
さんが参加されているので, これぞとばかり肩のマッサージを受けていた
チャッカリな女性もいました。
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【参加者からのメッセージ】
『刺激的な2時間でした』 (兵庫 H.Y♂)
兵庫の H.Y です。リアル教室でのご指導ありがとうございました。気功教室
のナマの雰囲気が分かりました。記憶が新鮮なうちに、19日のリアル教室
のレポートを書きました。とても刺激的な2時間でした。ありがとうございまし
た。 平成26年8月19日(火)
★ 兵庫のH.Yさんについて (並木克敏) ★
H.Yさんは, 地元で少年スポーツ団を長年指導されている方で, 「バーチャ
ル気功道場」のメール会員でもあります。いつも丁重な練功の経過報告を
いただいています。今回は, 夏休みを利用した家族旅行の折に, リアル教
室に立ち寄っていただき, 帰郷後に実況中継風の感想文を寄せられまし
た。掛け値なしのリアルな教室の風景が描かれています。
『 南小岩コミュニティー会館へ入る 』
午後6時15分に南小岩コミュニティー会館に到着。自動ドアを入ったすぐ
右に案内板があり、リアル教室は第一会議室で6時30分からあることが分
かった。お休みでなくてよかった。もう1つドアを入ると待合室になっており
椅子が数カ所に置かれている。事務室の女性が「こんばんは」と私に声を
かけてくれ、何やら安心する。待合室の椅子には1人の男性が座っており
私もそのとなりの椅子に腰かけ、前の掲示板の張り紙を読みながら時間の
過ぎるのを待った。ほどなく、数人の女性が入館。「今日初めていらした○
○さん」というような話し声が聞こえる。自分と同じで、初めて参加する人が
いるのかもしれない。事務室の女性が第一会議室の鍵を開けると、女性や
椅子に座っていた男性が会議室に入って行った。これで気功の人たちに
違いないことが分かった。並木先生のお顔はホームページで見ていたが、
その並木先生はまだのようだ。
『 参加者は男性4名、女性4名 』
1人の女性に声をかけた。「気功の教室はこちらですか。私は兵庫から来
ましたH.Yと申します」。「兵庫から。まあ遠いところを。どうぞ、そうぞ。こち
らに座ってください」と, 会議室内の一番前のテーブルに案内してくださ
った。会議室内の人数は自分を入れて8名。男性4名、女性4名である。
女性のみなさんは、机の上にノートと筆記用具が置いてある。ところが、自
分はペンはあるが紙がない。迂闊だった。ホームページの写真で見たこと
のある、並木先生が入って来られた。「兵庫の藤澤です」と自己紹介をし
た。並木先生と女性たちが, 軽口をたたいている。とても仲がいいようだ。
『 並木先生は個別に指導 』
「遠くから来ていらっしゃる方もありますので、さっそくやりましょうか」と
いうリーダーの女性の声で、会議室の後ろの空きスペースへ全員が移動
した。前4人、後ろ4人の2列に整列。正面の並木先生の起勢に合わせて
私も起勢を始めた。そして立禅。「時間です」とリーダーの女性が声をか
ける。きちんと時間を計っておられるのだ。並木先生はというと、ドアを出
たり、荷物を探したりと、あわただしい動きをされている。体がとても軽く動
いておられるのは、長年の練功のたまものか。並んでいる前の皆さんの
動きに合わせて自分も腕を動かす。「双手抱球功」だ。手のひらと手のひ
らの間に気を感じた。続いて「双臂攬月功」。並木先生は会員ごとに個別
に指導をされている。私は梯形の指のかっこうを矯正していただいた。
『 和気あいあいとした雰囲気 』
おもしろいのは会員のみなさんだ。練功中に、どんどん並木先生に質問し
たり、軽口をたたいたり、会員同士がおしゃべりしたりするのだ。私はとなり
の女性に、昨日はディズニーシーへ家内と娘の3人で行ってきたことを話
すと、並木先生は「オレはディズニーランド行ったことないよ」と笑い飛ばし
ておられた。実に和気あいあいとした雰囲気なのである。
『 腰痛と首痛がテーマ 』
練功が終わって元の机の位置に座る。講義があるのだろうか。まず、B4大
のプリント3枚が配布された。これらには、手や足のツボの位置や効果が
書かれている。発功するときに、気は労宮穴からだけでなく、関節からも出
るといったお話もあった。そして「どこか調子の悪いところはないですかと,
並木先生が尋ねられた。今日初めて参加の1人の女性と私のリクエストで
腰痛と首痛がテーマになった。白板を使って並木先生の講義があった。
要旨は以下。
1.腰痛は命門穴、環跳穴、風市穴に気を送る。
2.また、阿是穴(あぜけつ)といって患部を狙い撃ちする方法もある。
3.一回の治療に15分から20分かける。
4.首痛は手のひらで発功する。または剣指のかたちで発功する。
『 腰痛の施術を受ける 』
このような講義の後、再度空きスペースへ移動して実技となった。私は、き
れいに日に焼けた海の男の雰囲気を持つ男性とペアになり、男性から腰
痛の施術を受けた。驚いたのは、自分の体の中を通る気を感じたことだ。
まず、腰のあたりが温かくなった。そう思っていると、右脚を上から下へと
通っていく気を感じ、次いで右腕の肩から指先に向かって降りていく気を
感じた。自分の体の中を通り抜けていくものに集中しているうちに、体全体
が温かくなり、頭もスッキリしてきた。昨日今日とディズニーシーや明治神
宮を歩き回った疲れや、慣れないホテルのベッドによる睡眠不足が取れ
ていくようだ。こんな体験ができただけでもリアル教室に参加した値打ちが
あると思った。
『 腰痛の治療法を試みる 』
次に交代して、私が腰痛の治療法をやってみた。その最中に並木先生か
ら指導があった。
1.梯形のときに、手首は曲げないこと。
2.手のひらと相手の体との間に空気のボールを感じているときは、気が
相手の内に入っていない証拠になること。
3.そういうときは、指をランダムに振動するように動かすといいこと。
なるほど、こういうポイントは通信教育では学べない、リアル教室のいいと
ころだ。海の男性は、人間の気よりも植物や樹木の気のほうがよく感じると
のことだった。人によって感じ方が異なるのだろう。
『 外気導引法と郭林新気功 』
次に海の男性に外気導引法をやってもらった。そうすると、自分の体が前
に引っ張られそうになったり、後ろへ倒れそうになったりするではないか。
これは男性の手の動きが見えているから, それに体が同調しようとしてい
るのではないかと思い、目をつぶってみたが、やはり体が揺れそうになる。
これも不思議な体験だった。並木先生はそれぞれのペアのところで、個
別の指導をされている。さてペアになっての実技の後は、全員で輪になっ
て歩きながら行う「郭林新気功」というのをやった。なんでもこれは癌に効
果のある気功ということだった。
『 自発動功の指の動かし方を学ぶ 』
会員のみなさんが歩きながらの郭林新気功をやってらっしゃるときに、私
は並木先生から部屋のすみで個別の指導を受け、自発動功の指の動かし
方を学んだ。並木先生の指の動かし方はかなり早く、とても同じようなスピ
ードでは動かせなかった。指の見本をしてくださっている並木先生は、自
然な感じで勝手に体が前に動いていくのも見せてくださった。私はという
と、指の動かす順番に気をとられていたせいか、自発的に体が動くことは
なかった。
午後8時25分。机を並べて会場を復帰させ、会費の1200円を支払って
解散となる。あっという間の2時間だった。会員のみなさんや並木先生に
挨拶をしてコミュニティー会館を後にする。暑さを理由に毎日の練功を怠
け気味で過ごしてきたが、とてもいい経験になった。また兵庫に帰ったら
練功に励もう。そして、来年の夏にまた参加させていただこうと思う。
並木先生、教室のみなさん、ありがとうございました。
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レポートが長文となりました。ありがとうございました。
平成26年8月19日(火)
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