今回は, 長野から新幹線に乗って「Eさん」が, 小岩のリアル教室を訪ねて

くれました。それも, 仕事の「ついで」にではなく, リアル教室のためにだけ

来てくれたとのことで, こちらが恐縮してしまいました。「Eさん」は, ２００８

年１月に入会され, 外気功上級コースまで進まれています。「Eさん」が, リ

アル教室を訪れた目的は, もう一度最初の内気功から復習するので, それ

まで自分の中で抱え込んでいた疑問点を, 解決したいということでした。「

Eさん」の手元には, 四年前にメール配信した内気功のテキストが印刷され

て, 綺麗に収められたファイルがありました。とても几帳面だということが分

かります。几帳面ということは, 情報が正確に保存されているということで

すから, いろいろな情報が飛び交う気功では, 特に大切なことだと思いま

す。



リアル教室では, わざわざ遠くから来ていただいた, お客様が優先です

。梯形の意味, 扶正長寿法の人差指の動き, 滾球法の移動のやり方・・・

など等, 二十ほどの質問を受けました。気功の場合には, 「百聞(ひゃくぶん)

は一見(いっけん)に如(し)かず」です。内気功を一通り復習して, 外気功初級

を始めるころに, 再び訪れたいとの言葉を残して教室を後にしました。しま

った, うかつにも大切なことを忘れていました。馬歩椿の姿勢のとき, 上半

身に力が入り過ぎていることを, 「Eさん」に伝えるのを忘れていました。こ

の「リアル教室便り」を見たら, 上半身がぐにゃぐにゃに近いほど力を抜い

て下さい。「上虚下実」は, 単なるお題目ではなく, 馬歩椿の姿勢の鉄則な

のですから。